台湾旅行で人気な故宮博物院|入場料・行き方・必見の白菜と角煮を徹底解説!
こんにちは!来来台湾のゆーたです!
皆さんは台湾旅行といえば何を思い浮かべるでしょうか?台北101や士林夜市、九份など台湾の近代の文化を思い浮かべる人が多いと思いますが、今回は故宮博物院にご紹介したいと思います。台北にあり、台湾の歴史を知るうえで重要な博物院です。さらに見ることのできる展示品はかなり貴重なものが多いのでとてもおすすめです!
故宮博物院ってどういうところ?
故宮博物院(正式には国立故宮博物院)は台湾の台北市にある博物院で、台湾最大の博物院です。収蔵品は約68万点以上ともいわれており、中国の貴重な歴史的展示品を見ることができます。また、展示されているのは収蔵品の1割ほどで、年中を通して定期的に入れ替えをするそうです。そのためいつ行っても新しい展示品を見ることができます。
実際に見ることができる展示品は全体の1割ほどしかなく、定期的に入れ替えているのでいつ行っても飽きない!
どうして中国の文化財が台湾にあるの?
元々は宗から清時代までの貴重な文化遺産の保護を目的に、1925年に北京で故宮博物院は開館しました。 しかし第二次世界大戦終了後、国民党と共産党の争いにともない、多くの文化財が台湾に移動することとなり、1965年に現在の国立故宮博物院に移りました。
現在の中国は文化大革命の際に貴重な文化財を破壊したともいわれており、貴重な文化財のほとんどは台湾にあるっていわれています!
故宮博物院に実際に行ってみた!
博物院自体には自身も行ったことがなかったので、実際に行ってみました!故宮博物院へは、MRTの士林駅から出ているバスで向かうことができます。(下に詳しく説明しています)博物院周辺は台北とは思えないほど長閑な自然が残っている地域でした。周りは別荘などがあり、高級住宅地の中に博物院があるという感じです。バスを終点で降りると、白がモチーフな大きい門が見えます。
訪れた日が10/10日(中華民国の記念日)だったので、入場料は無料。そのせいか館内はかなり混雑していました。日本や韓国からの観光客も多かったです。
館内に入ってすぐにロッカーもあります。(料金は無料)鍵がついているロッカーを使用することができ、結構ロッカーの数も多かったです。スーツケースなどは入らないかと思うので、カウンターに預ける形でした。(小さめだったら入るかも)
普段だと入場料350元(約1,600円)がこの日は無料だったので、音声ガイドを借りることにしました。1人150元(約700円)で言語は日本語、韓国語、英語などかなりの数があったかと思います。中国語ももちろんありました。音声ガイドがあった方が、文化財の説明をしてくれるので、この展示品はどういうものなのかを教えてくれてより鑑賞が楽しくなります。
入り口はQRコード式です。入り口隣には撮影スポットもありました。館内は飲み物や食べ物は禁止になっています。こちらは事前に検査されます。持っている場合はコインロッカーを使用しましょう。
建物内は3階まで展示品があり、かなり広いです。入り口を入ると中央に赤い絨毯で覆われた階段があります。そこから右と左に展示品が飾ってある感じです。
一階から順に見ていきます。館内は薄暗く、文化財に光をあて、より鮮明に見学できるようになっています。こちらは中国清の時代の耳飾りや、ペンダントなどです。かなり光り輝いて、重要文化財なのが見てわかります。
この作品は龍頭魚身(りゅうとうぎょしん)という伝説上の生き物をモチーフにしたものです。龍の口に鎖がかけてあり、鎖の下に2人の女性をかたどった装飾があります。その下に象牙の球体があり、その下に「和合二仙」という伝説の神が並んでいます。
近くで見ると、かなり精巧に作られていて、当時の技術の高さを伺うことができます。
清時代の書斎風景です。当時の貴族が使っていたと思うと感慨深いものがありますよね。もう一つの写真は、座るときや横になるときに使用する家具。中国では羅漢床(らかんしょう)と呼ばれており、机や足置きなどをその家具に合わせて設置するそうです。
こちらは1631年に製作されたといわれている六角形の青銅鍍金製の文化財です。高さは131cmあり中国の伝統建築が練り込まれています。下から上に向かって少しずつ小さく作成されている他、金剛力士やハスの花びら、須弥座などの仏教でよく見られるものが描かれています。
実際に近くで見ると作りがかなり成功なのがわかります。
高さが約190cm、幅が335cmもある立派な屏風。そして清時代に使用していたすずり。歴史を感じます。
一粒のオリーブの種で作られた「雕橄欖核舟」
私が一番感動した作品は、一粒のオリーブの種で作られた「雕橄欖核舟」という船です。写真を見ても分かるとおりかなり小さい。船上には8人いて、それぞれの表情は異なっているのが見てわかります。さらに、蘇軾の「後赤壁賦」全文300文字あまりが船底に彫刻されてるそうです。
故宮博物院の国宝「毛公鼎」
故宮博物院の国宝といわれている「毛公鼎(もうこうてい)」はご存知でしょうか?紀元前9世紀ごろのもので、現存最長の金文が刻まれた考古資料でもあります。清の時代に発見された品物で古代の文字がびっしりと書かれています。
まさに角煮!「肉形石」
角煮ような石で有名な肉形石は故宮博物院の3階にありました!こちらの展示品だけ人が集まっていたのですぐにわかりました。これが石だと信じられますか?まさに醤油で見込まれたかのような角煮です!
翡翠で作られた「翠玉白菜」
普段は3階に展示されているようでしたが、当日に行ったときには1階に特別展示されていました。翡翠本来の色を巧みに生かして、濃い緑の部分で層になって重なる葉が表現されています。またそこにはキリギリスが描かれており、新鮮な白菜を忠実に再現されています。
肉形石と翠玉白菜は移動することがある!
こちらの2つの文化財は大変人気のため、時期によって嘉義にある台湾のもう一つの博物院に移動することがあります。またそれぞれ別々の場所にあったりなど中々同時に見られることは少ないそうです。
今回はたまたま運がよく2つ見ることができました!
地下一階には郵便局とお土産品店がある!
博物院を楽しんだ後に、地下一階に行くと郵便局とお土産店があります。ポストカードを購入して、ここから手紙を発送するのが人気らしいです!またお土産店も敷地がかなり広く、キーホルダーや白菜と角煮の商品などもたくさんありました。
故宮博物院の入場料は?
博物院の入場料は1人350元(約1,600円)で、18歳以下は無料です。
1年の間に数日無料の日がある!
故宮博物院では1年の間に数日無料開放日があります。
・元旦(1月1日)
・元宵節(旧暦1月15日)
・国際博物院の日( 5月18日 )
・世界観光の日( 9月27日 )
・国慶節(10月10日)
上記の5日は無料となっていますのでおすすめです!
故宮博物院のアクセス方法
博物院へ行くにはMRTのみでは行けず、バスかタクシーで行くことになります。ルートはいくつかあるのですが、一番分かりやすいルートとして、MRT淡水信義線 →【士林駅】→公共バスに乗り換える方法です。1番出口を出て、徒歩1~2分で中正路の公共バス乗り場から乗車することができます。
バス停の前がスターバックスになっているので分かりやすいかと思います。ここから「紅 30」、「815」、「304」、「300」、「255」、「小19」、「小18」、「市民小型バス巴1」などのバスに乗車し、およそ15分で到着します。一番分かりやすいのは「紅30」です。休日は15分間隔で運行されており、故宮博物院が終点となっています。
その他のルート
MRT文湖線 →【剣南路站】→公共バス
【剣南路駅BR15】に到着後、1番出口を出て北安路に向かうとバス停が見えます。「棕20」、「藍7」路線で約10分ほどで故宮博物院に到着します。
MRT文湖線 →【大直駅】→ 公共バス
【大直駅BR14】に到着後、3番出口を出て北安路に向かうとバス停が見えます。「棕13」路線で約10分ほどで故宮博物院に到着します。
故宮博物院の基本情報
住所 | 111001台北市士林区至善路二段221号 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 月曜日 |
電話番号 | (02)2881-2021 |
Webサイト | https://www.npm.gov.tw/?l=3 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?個人的には台湾の貴重な文化財を間近で見ることができたので、行ってとても楽しかったです。特に音声ガイドがあるとその展示物の背景なども知ることができるのでおすすめです!台湾旅行に行った際には故宮博物院も訪れてみてください!
コメント