台湾有事はいつ起こる?旅行は大丈夫?現地在住者がリアルな現状を解説!

こんにちは!来来台湾のゆーたです!
今回は最近ニュースなどで話題になっている「台湾有事」についてまとめていきたいと思います。実際に台湾有事は起こるのか、日本のニュースになっていることは正しいのか、今台湾旅行をしても問題ないのかなど、実際に台湾在住の筆者目線でまとめていきたいと思います!
台湾有事とは?

台湾有事とは、台湾およびその周辺地域に対する、中国による軍事侵攻を想定した、一連の有事シナリオのことをいいます。中国政府は、「台湾は中国の一部」ということを掲げており、将来的に台湾と中国を統一することを目標にしています。なぜ中国は台湾を統一しようとしているのか、これは中国と台湾の歴史を勉強すれば分かります。(今回は割愛いたします)
この台湾有事の動きが中国で活発になってきており、近い将来中国が台湾に軍事的に侵略するのではないかというのが心配されています。
実際に台湾に住んでみて中国の脅威は感じる??

私自身台湾に移住して2年になります。そこで実際に住んでみて、肌感でどう感じるのか少しまとめてみます。
台湾の街中には防空対策の避難エリアがたくさんある
台湾の街中を歩いていると、「防空避難」と看板が掛けられているエリアが無数にあります。もし中国から空襲が襲ってきた場合は直ちに避難できるような環境は整っているように思います。
防空エリアについてはこちら
毎年1度は台湾全域で防空避難訓練が行われる
台湾では毎年1度、中国の攻撃を想定して、避難訓練が行われます。空襲警報が鳴ったら街中に出ることは禁止されます。もし違反した場合は罰則の対象になります。実際に空襲警報が鳴ったら台北の街並みもガラッと変わり、人が1人もいない光景を見ることができます。この時期に台湾旅行を考えている人は注意が必要です!
【日本メディアの違和感】最近から台湾の防空避難訓練をニュースに流すようになった
昨年なのですが、日本で台湾の防空避難訓練が流れたことがきっかけで知り合いから、「台湾やばいことになっているみたいだけど大丈夫?」って連絡が来ました。しかし、この防空避難訓練、実は何十年も前から続いているもの。なぜ今になって日本のメディアが報道しているのか、台湾有事が来るということをオーバーに報道しているとしか思えなかったのが正直なところです💦
他にも台湾で巨大台風があった際や、昨年の4月に花蓮で地震があった際にも、かなり報道を大きくしており、現地に住んでいる身としてはギャップがかなり大きかったです。

台風の際に日本のメディアからSNSで取材の依頼が来たのですが、かなり話を盛るような形で聞かれました。(風自体は弱いと言ったのですが、「どのくらい強いか」「どこか風が吹いている様子を動画にしてほしい」「木々などが倒れている箇所を撮影して欲しい」など)
実際に生活してみて、中国の脅威はさほど感じない
実際に生活している身としては、中国の脅威は日本で報道されているようには感じずに生活できています。台湾のニュースでも中国軍の脅威などはさほど報道されている感じはないですし、普段と変わりない平和な雰囲気が漂っています。しかし政治面に関しては、中国寄りの政党と台湾の民主化を守ろうとする政党の対立は多い気がします。
【結論】台湾旅行は問題ない!
結論、台湾有事と囁かれている中で、「台湾旅行は問題ないのだろうか」と思う人はいるかもしれないですが、個人的には全く問題ないと思います!デモなどは年に何回かはありますが、そこまで観光に影響があるほどでもありません。むしろ今後もしかすると本当に有事が起こるかもしれないので、今観光に来ることをおすすめします!日本からも近く、親日の人が多いので、是非台湾に遊びに来てください!
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