台湾の中秋節を楽しもう!台湾の中秋節の文化を徹底解説!

こんにちは!来来台湾のNaoです!
台湾では間もなく「中秋節」を迎えます。中秋節は、春節、端午節と並ぶ三大節句の一つで、台湾人にとって、家族揃って盛大にお祝いをしながら過ごします!今回の記事では、中秋節の歴史や伝統、現代の楽しみ方まで、詳しく紹介したいと思います!

目次

「中秋節」とは?

中秋節は、台湾で秋に祝われる大切な伝統行事です。旧暦の8月15日にあたり、家族や友人と一緒に満月を見ながら「月餅(げっぺい)」というお菓子を食べます。月餅は丸い形をしており、家族の絆や幸せを象徴しているそうです。今年は9月17日(火)が中秋節にあたります。また、台湾ではバーベキューを楽しむ習慣もあり、夜空に輝く満月を見ながらの食事を楽しみます。

中秋節の歴史と由来

中秋節の起源は、古代中国の秋の収穫を祝う行事に遡ります。古代中国では、この時期になると収穫祭が行われており、特に秋の終わりに豊作を感謝する日とされていました。その後、月崇拝の信仰が結びつき、特に満月を祝う行事へと発展していきました。
台湾では、家族と一緒に月見をしながらバーベキューを楽しむのが現代の中秋節の特徴です。このバーベキューの風習は、特に台湾ならではで、1950年代に食品会社がプロモーションの一環で広めたという説もあります。現在では、月餅やグレープフルーツを食べる伝統とともに、家族や友人と過ごす時間が大切にされています。

画像提供:幸福冬山

台湾での中秋節は何をする?

台湾の中秋節は、家族や友人と一緒に過ごす重要な行事であり、さまざまな伝統的な習慣や現代的な楽しみ方があります。以下は、台湾での中秋節の代表的な過ごし方です。

1. お月見

中秋節は、旧暦の8月15日にあたり、この日は満月が特に美しく見えるとされています。家族と一緒に夜空を眺め、満月を楽しむ「お月見」は、中秋節の中心的な行事です。こちらは日本と同じような感じですね!

2. 月餅を食べる

中秋節には「月餅(げっぺい)」を食べる習慣があります。月餅は丸い形が満月を象徴し、家族の絆や幸せを象徴しています。台湾では、蓮の実やあずきの餡が入った伝統的な月餅のほか、近年ではアイスクリーム入りやチョコレート風味などのモダンな月餅も人気です。中秋節になると、スーパーやデパートにさまざまな月餅が並びます。

3.蛋黃酥を食べる

月餅以外には、蛋黃酥(タンファンスー)を食べる習慣もあります。その理由は、主にその形と意味にあります。丸い形と黄色い塩漬け卵の黄身が満月を象徴し、家族の団らんや円満を祈る意味を持つため、中秋節にぴったりの食べ物です。また、台湾の多くの企業では中秋節に月餅や蛋黃酥などのギフトを従業員に配る習慣があります。これは、従業員の日頃の働きに感謝し、家族と一緒に中秋節を祝ってもらうという意味合いがあります。月餅や蛋黃酥は伝統的な中秋節のお菓子で、団らんや円満を象徴するものとして、贈り物にぴったりです。

4.文旦を食べる

台湾の中秋節には、文旦(ブンタン)を食べる習慣があります。文旦はこの季節に収穫され、家族の健康と長寿を祈る象徴的な果物とされています。中秋節の期間中には、特に新鮮な文旦が市場やスーパーでよく売られています。

5. バーベキューをする

台湾独自の中秋節の風習として、家族や友人と一緒にバーベキューを楽しむことが一般的です。街中や自宅の庭、河原などでバーベキューをする光景がよく見られます。これは現代になって始まった習慣で、特に1950年代以降に食品会社のプロモーションがきっかけで広まり、今では中秋節の風物詩となっています。

地域によっては、公園や河原でのBBQは禁止されており、条例の罰則によってはおよそ500台湾元(約2200円)以上、5000元(約2万2300円)以下の過料が科されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
台湾の中秋節の魅力を感じながら、ぜひ現地の人々と一緒に特別な時間を楽しんでみてください!

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この記事を書いた人

台湾出身。日本語に興味を持ち、独学で学習開始。2017年から6年間日本で生活経験あり。両国の文化を異なる視点から発信しております。2023年に台湾へ帰国。現在は日本人の旦那さんと暮らし中。

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